AERAにTsumugu Worksが紹介されました!

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AERAdot.「シングルマザーに寄り添う“新しい働き方” 在宅で働ける「パート正社員」という希望」
(ノンフィクションライター・黒川祥子)

今年30歳になる、小原光弘さん。同じ条件なら、より困窮度の高い人を採用する。シングルマザーが笑顔で仕事ができ、親子が幸せになってもらうための働き方を提案、実践する(撮影/横関一浩)
シングルマザーに寄り添う“新しい働き方”
在宅で働ける「パート正社員」という希望

– AEAR記事抜粋 –

日本の母子世帯が置かれた現状は厳しい。
そんななか、シングルマザーに寄り添う人材会社が出てきた。


その一つが「働き方」に注目し、今までにない労働システムを提唱・実践する、「Tsumugu Works(つむぐ ワークス)」社長の小原光弘さん(29)だ。社のサイトには、「安心できるくらしを、シングルマザーに」と、堂々と謳(うた)う。

「僕が最も心が揺さぶられたのが、親子の問題でした。
今、シングルマザーの問題は解決すべき大きな社会問題ですから、ここを変えていかないと」

起業したのは22年9月、「シングルマザー専門 インサイドセールス支援事業」として、営業の工程を分業化し、シングルマザーが在宅で電話や手紙などを駆使してアポイントや商談成立までを請け負う。一方の委託した企業は、コアとなる営業業務に集中できるというメリットを得るものだ。

ここで小原さんが打ち出した“新しい働き方”が「パート正社員」という制度だ。待遇は正社員として無期雇用、賞与、夏季・冬季休暇、有休、社会保険完備、昇給あり。時給は1600円と高給でありながら、働き方としては完全在宅、実働8時間、完全週休2日制で土日休み、1時間単位で有休が取れるため、子どもの学校行事や通院など臨機応変に動くことも可能で、子どもとの時間を大切にしながら、十分な対価を得ることができる。

朝9時、巴山ひろみさん(47)は自宅のテーブルでパソコンを開く。パソコン、Wi-Fi、インカムは社から貸与されたものだ。オンライン会議で小原さんと同じチームのシングルマザー3人と一日の作業内容や分担を確認した後、パソコンでの架電作業に入る。

「会社勤めなら、息子を一人家に置いて出ないといけない。でも、この働き方なら一緒にいられる。しかも、時給は1600円。本当にありがたいです」

「商品も相手先企業のこともよく知ってないといけないし、一日中、パソコンに付きっきりです。一件でもアポが取れたらうれしいし、自分なりに自己実現できている気がしています」

巴山さんは何度もこう言った。「シングルマザーってこれまで、謝ってばっかりだった。会社にも学校にも、そして子どもにも。それがこの働き方なら、どこにも頭を下げる必要がない」

シングルマザーにようやく、まっとうな光が当てられた。

(ノンフィクションライター・黒川祥子)

仕事中の巴山さん。スタートにあたってのトレーニングは、オンラインで3時間ほど。7.5時間で50件架電、メール送信数30件が目標(撮影/横関一浩)

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